こんにちは。愛知県岡崎市の不動産屋 さくらです。
今回は、「外壁（がいへき）のリフォーム（塗装、シーリング替）」について、お話したいと思います。特に、家を建て数年経ってる方は、これからリフォームが必要になってきます。また、新しく新築を建てる方！！是非、外壁のメンテナンス費用を頭に入れておいて下さい。
10年～15年経過すれば、シーリングの劣化や外壁塗装のリフォームが必要になります。但し、最新のシーリングでは30年保証だったり、外壁がメンテナンスフリーなる商品も増えてきています。
タイトルにも書いてあるメンテナンス費用を先にお答えすると、シーリング替は約20～50万円、塗装工事は約７0～1５0万円、張り替工事に至っては200万円以上が必要になってきます。この金額が10年～15年に一度必要になってきます。
家の外壁選び！!種類とは
外壁のリフォームについて話をする前に、外壁の種類を先にお話します。
外壁の種類とは
外壁の種類は、”外壁タイル”・”サイディングボード”・”モルタル壁”・”塗り壁”などがあります。それぞれの特徴は以下となります。
外壁タイル
外壁タイルの特徴は、やはり「高級感」だと思います。他の外壁と比べ、圧倒的に存在感が違っています。加えて、耐久性が強く、キズが付きにくいのも特徴です。デメリットとしては、他の壁材と比べて初期費用が高くなります。但し、メンテナンス費用は安くなるので、トータル面で考えると割安にはなります。
サイディングボード
サイディングボードの特徴は、やはり「手軽さ＆初期費用の安さ」だと思います。初期費用が安く抑えられる理由は、壁材を大量生産することでコストが低く抑えられ、また、施工する職人さんの作業が外壁タイルと比較して簡単になります。デメリットとしては、メンテナンス費用が高くなります。
モルタル壁
モルタル壁の特徴は、やはり「耐久性や耐火性」だと思います（耐水性は劣ります）。一昔前の日本家屋（２０～30年前）ではモルタル壁が一番使われていました。しかし、近年はデザイン性にも優れたサンディングボードが主流になっています。デメリットとしては、メンテナンス費が高く、職人さんの腕次第で良し悪しがわかれる点だと思います。
塗り壁
塗り壁の特徴は、やはり「匠の職人技」だと思います。手仕事の持つ魅力的な仕上がりは、他の外壁にはない特徴だと言えます。また、自然由来の材料を使用しているので、シックハウス症候群などを引き起こす化学物質を含まない理由で、近年注目されています。デメリットとしては、初期費用とメンテナンス費用が高く、職人さんの腕次第で良し悪しがわかれる点だと思います。
外壁のメンテナンスについて
ここからは本題でもあります、外壁のメンテナンスについてお話したいと思います。先ほどの外壁の種類でもお話しましたが、外壁タイル ＜ モルタル壁 ≦ サイディングボード でメンテナンス費用が高くなります。
外壁タイル
外壁タイルの場合は、塗装は不要ですが繋ぎ目のシーリングは劣化します。シーリングが劣化することで、隙間が生じ、雨水が侵入する恐れがあります。
メンテテンス費用は約20～50万円、期間は10年～15年に一度必要になります。
サイディングボード
サイディングボードの場合は、サイディング表面の塗装が劣化します。実は、サイディングボードには防水機能がないので、塗料を塗って防水しています。また、サイディングボードにもシーリングは使われています。
塗装工事費用は約７0万円～120万円、期間は8年～15年に一度必要になります（30坪住宅+シリコン素材の場合）。
モルタル壁
モルタル壁の場合は、モルタル表面の塗装が劣化します。実は、モルタルも防水機能がないので、塗料を塗って防水しています。
モルタル壁を再塗装する費用は約60万円～１０0万円になります。期間は10年～15年程度になります（シーリングが不要なので、サイディングボードよりは安くなります）。
最新の壁材、外壁塗料のご紹介
ここで最新の壁材、外壁塗料をご紹介したいと思います。近年、メンテナンス費用をなるべく減らせるような30年保証のシーリングであったり、外壁汚れ付きにくい光触媒塗料なるものがあります（光触媒塗料は、セルフクリーニングという自分自身で汚れを落とす機能があり、雨と日光の力で汚れを落とすことができます）。また、新工法を採用したサイディングボードも発売されており、30年以上そのままの表面状態をキープできるメンテナンスフリーの商品もあります。
「外壁のリフォーム」について、最後に
家を購入する時は、どうしても初期費用だけ考えがちになります。車もブレーキオイルやタイヤ交換など定期的なメンテナンスが必要です。なので、初期費用だけでなくメンテナンス費用を含んで考えることが必要です。また、いくら外壁のメンテナンス周期を延ばせても、他の部位の耐用年数（屋根や太陽光パネルを含めた）を考慮しない結果、メンテナンス費用の削減には繋がらないこともあります。
是非、外壁を考えるだけではなく、屋根や太陽光パネルを含めた “トータルのメンテナンス” を考えて下さい。
