教えてSAKURA!日当たりの悪い北道路の家を解消する方法

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こんにちは。愛知県岡崎市の不動産屋 さくらです。

今回、皆さんから良く質問を受ける「日当たりの悪い家を解消する方法」について、お話したいと思います。

土地を購入し、自由設計で家を建てる人にとっては、日当たりも自由に選択することが可能です。但し、どのようにするべきか、悩む要因でもあります。例えば、「北道路に面したリビングを作りたいけど、日当たりが心配」もしくは「東道路に寝室を作ったけど、前面に大きな建物がある」もしくは「狭小住宅で境界ギリギリで建築したので、プライバシーを考慮すると窓が作れない」などなど、さまざまな理由から自由設計にも関わらず、日当たりを考慮すると、自由に設計できないことがあります。

ここでは、昔からある解決方法2つに加え、最新の解決方法2つを紹介したいと思っています。

人間は光が差し込むことで、自然を感じ、その空間にいるだけで、心も体も癒され健康で幸せな気分になると言われています。そう考えると、日当たりは毎日の生活に欠かせないものですね。

昔からある日当たり解消方法とは?

最初に、昔からある日当たり解消方法を2つご紹介していきます。

天窓(トップライト)を付ける

古来の住宅でも、日当たりや風通しを目的に天窓は良くつけれています。海外では天窓のことを “トップライト” と呼んでいます。天窓を設けることで、日当たりや風通しが良くなることはもちろん、プライバシーも守られ、デザイン性に優れた家を建築することができます。

デメリットとしては、雨漏りが一番最初に思いつきます。新築してから10年以上経過すると、天窓を設置するために使わた防水シートやテープ・パッキンなどが劣化するので、雨水が住宅に侵入する恐れがでてきます。また、清掃においても、高い位置に窓ガラスがあることで、掃除しずらいことが考えられます。また、意外と雨音が大きく聞こえるので、音を気にする人には不向きかもしれません。

2階をリビングにする

敷地が狭い都市部の住宅街などでは、土地を有効活用するために1階は駐車場、2階や3階に居住空間を設ける人がたくさんいます。メリットとしては、1階の場合では周りの建物の影響を受けやすくなりますが、2階や3階であれば良好な環境がつくりやすくなります。また、通路側にバルコニーを設けることで、目隠しになり、結果的にプライバシーの保護にも繋がります。

デメリットとしては、やはり、常に階段の上り下りが発生しますので、足腰が悪い人は苦労すると思います。また、今は健康でも、年齢と共に足腰は弱ってくることを考え、先を見据えることが大切です。

最新の日当たり解消方法とは?

ここからは、最新の日当たり解放方法を2つご紹介していきます。

太陽光照明(光ダクト・集光ドームなど)

日当たりを向上させるために、近年注目を集めつつある1つに「太陽光照明」があります。太陽光照明とは、採光ドームを屋根に設置し、ダクトを通じて日中の日の光を家の中に照らすことができる方法です。この方法のメリットとしては、狭い空間(天井)から日光が差し込み、尚且つ、有害な紫外線をしっかりカットしてくれることです。

デメリットとしては、費用が高いこともあるのですが、建物内に光ダクトを通すスペースが必要になることです。光ダクトを通すスペースの分だけ、居住スペースとして利用できないため、部屋が狭くなってしまいます。

人工太陽光照明(LED照明)

イタリアの「CoeLux(コールクス)」が開発した人工太陽光は、LED照明と専用に用意したプラスチック・シートを組み合わせることで、窓のない部屋にまるで太陽光溢れるかのような天窓を再現することができます。この技術は2016年頃に発表されているので、今後、窓の無い地下鉄等に普及することが考えられています。

是非、”CoeLux” と検索し、技術を確認してみてください。

ちなみに、価格帯としては、ハイエンドのCoeLux HE(630万円〜)、ミドルレンジのCoeLux-LS(85万円)、ローエンドのCoeLux-ST(50万円)の3つの構成になっています。但し、ハイエンドのCoeLux HEは素晴らしい日当たりですが、1m弱の厚さが必要になってきます(一般的な家庭に設置が難しいと思われる)。その場合は、coeLux-LSやCoeLux-STを導入することになります。

「日当たりの悪い家を解消する方法」について、最後に

最近の住宅事情は、どうしても原材料や人件費の高騰から建物価格は年々高くなっています。しかし、給料所得は年々下がっているので、「住宅の購入金額は抑えたい → なら、土地面積をどんどん小さくする」現象が増えています。しかし、土地面積を小さくすると弊害も当然あります。そうした中、”日当たりが悪い家にする”のか” 日当たりの良い家にする”のかは、皆さんの自由選択で変わってきます。その為にも色々な知識を持つことが重要になります。

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有限会社 櫻井不動産
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