【後悔しない土地選び】北道路や東道路や西道路の日当たりは大丈夫?

土地で後悔しない

こんにちは。愛知県岡崎市の不動産屋 さくらです。

今回から、「後悔しない土地選び」と題し、買主さんが土地を選ぶ時のポイントを纏めていきます。1回目は、「前面道路(南道路・東道路・西道路・北道路)の日当たり について調べてみました。

前面道路とは、「土地に接している道路」になります。既に一軒家にお住いの方は、土地の一部と道路は繋がっていると思います。なので、どの方位に道路があるのか確認してみてください。また、これから一軒家を買う方は、土地が接する道路の向きをイメージして下さい。そして、これから述べる僕の意見が、土地選びの参考になれば幸いです。

通常、土地を買うことは人生で何度もありません。後悔しないためにも、住んだ後をイメージすることが大切です。

前面道路(南道路・東道路・西道路・北道路)の違い

接道義務について

「前面道路の違い」を話す前に、接道義務について簡単にご説明します。

建築基準法 第43条の規定では、「建築物の敷地が道路に2m(ないし3m)以上接しなければいけない」とされています。つまり、”土地の一部と道路が2m以上接していないと、家は建てられない” という意味です。
但し、昔からある住宅の中には、2m以下も存在しています。そのような住宅は「再建築不可物件」と言われ、住宅を取り壊すと再建築できないことがあるので、注意してください。

 

ここからは、本題の “前面道路の違い” をご説明していきます。

人気1位の南道路

「家は南向きが良い」は、一度は聞いたことがあるかと思います。理由としては、

  • 一日中明るい環境で暮らすことができ、洗濯物も乾きやすくなる
  • 寒い冬でも日差しが部屋まで届く
  • 風通しが良い(窓を開けると心地よい風が通る)

と言われています。なので、南向きの間取りにしたい方はたくさんいらっしゃいます。

その中でも、この南向きの間取にするには南道路が一番良いと言われています。理由は、道路があり、南向きにある建物の影響(日陰)が一番少ないからです。但し、間口が狭いと全室南向きの間取りにするのが難しくなります。間口の広さは重要です

人気2位の東道路

南道路に続いて東道路も人気があります。東向きの間取りは、気持ちの良い朝日を浴びることができます。特に寝室を東向きに置くことで、目覚めの良い朝を迎えることができます。また、寝室と駐車場を一緒に置くことは、車上荒らしの抑止にも繋がります。

車上荒らしは人の気配を気にするので、寝室が近いと盗難防止になります。実は、車の盗難発生場所は、自宅が35%もあり、時間帯は深夜~朝が多いと言われています。

ただし、どうしても東道路では、南道路と比べると南向きの日当たりを確保できない可能性があります。

人気3位の西道路

実は西道路と北道路はさほど人気は変わりません。西向きの間取りは夏の西日が強いので、あんまり良い印象がない人もいます。但し、西向きは南側の間取りを確保しやすいことがあります。東向きも同じですが、L側の間取りにすることで、西南向きの日当たりを上手に確保できます。

また、南道路と比較して約4%~10%も安く土地を購入することができます。もし初期投資を抑えたい人は、西側の道路がお勧です。

ただし、西道路は駐車場も西側に設置するので、車は紫外線の影響を受けやすくなります。その場合は、紫外線カットのカーボードなどを設置することをお勧めします。

最後の北道路

実は、プライバシーを考慮すると、北玄関の南リビングが理想だと言われています。南道路では、南玄関の南リビングにになるので、常に訪問する人からリビングが丸見えになります。それに対し、玄関とリビングを別々にできる北道路はプライバシーが保ちやすくなります。

また、北道路の場合は、駐車場も北向きになるので、日当たりが悪いことは車にとって良しとされています。

ただし、どうしても南向きの建物によっては日当たりが確保できない可能性があります。理由は、南側ギリギリに住宅が建つ可能性があるからです。その場合は、2階以上にリビングを作ったり、採光ダクトなどで日当たりを確保する方法があります。

「前面道路の日当たり」について、最後に

南道路は、狭小住宅でも平屋でも、自分の好きな間取りで建築することができます。

東道路や西道路は、間取りを工夫することで、十分な日当たりを確保することができます。

北道路は、南側にある建物の高さをもろに受けますが、2階を上手く活用すれば、快適な日当たりライフを送ることができるかと思います。

土地で後悔しない
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有限会社 櫻井不動産
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