木造住宅のデメリットは過去のモノ!?木造や鉄骨造にとらわれない家選び

家買います

こんにちは。愛知県岡崎市の不動産屋 さくらです。今回は「木造や鉄骨造にとらわれない家選び」をお話したいと思います。

木造住宅と聞くと、地震やシロアリに弱いイメージがあるなぁ…

皆さんは木造住宅と聞いて、どんなイメージを持っていますか? 上記の例では「地震やシロアリに弱い」と答えています。

 

では、木造住宅は地震やシロアリに本当に弱いのでしょうか? 答えは”NO“です。実は耐震性に優れた木造住宅は多く、また、鉄筋コンクリート造でもシロアリ被害にあう可能性は十分にあるのです。

 

そこで、今回は木造住宅の魅力を伝え、続けて木造や鉄骨造に捕らわれない住宅の選び方をお話していきます。

昔から言われている木造住宅のデメリット

Q. 木造住宅の悪いところをお聞かせください。

A. 「地震に弱い」、「火に弱い」、「シロアリ被害にあう」

上記質問をしたところ、多くの人は”地震や火に弱く、シロアリ被害にあう”というを良く言われます。では本当のところはどうなんでしょうか?一つ一つ検証したいと思います。

検証1.地震に弱い!?

実は木造住宅だからといって、耐震性に優れていないことはありません。耐震性は各メーカーの仕様や工法によって異なり、木造住宅でも国が定めた耐震等級3(もしくはそれ以上)を取得している耐震性に優れた住宅は山ほどあります。

耐震等級は、建物の強さ・強度の指針で、品確法によって定められている住宅性能表示です。耐震等級には1~3級の3段階があり、耐震等級3が一番上位となります。但し、耐震等級3=地震に強い家とは、一概に言えず、あくまで指標の一つとしてお考えください。

では何故、木造住宅は耐震性に優れていないと思うのでしょうか。これは”大地震における倒壊した住宅映像”によるものだと考えています(倒壊した住宅のほとんどが木造住宅だった為)。

実際に大地震で倒壊した住宅を調べてみると、耐震基準改定前(1981年前)の住宅がほとんどです。また、古い住宅は木造住宅が主流であることを考えた場合、単に倒壊リスクのある住宅の多くが木造住宅だったと言えます。

検証2.火に弱い!?

続けて、木造住宅は火に弱いのか検証します。ここでは「火災による倒壊確率」について比較していきます(隣地からの延焼を考えた場合、木造や鉄骨造の比較ではなく、屋根材や外壁材などの方が重要になる為)。

皆さんの印象では、木は火に燃える=木造住宅は火に弱いと思っていませんか。結論から言うと、鉄は摂氏600℃程度になると強度が半減します。それに対して木材の場合、木の外面は燃えまずが木の内側は炭化し燃え落ちません(住宅火災は摂氏1000度以上)。

上記から、火災による倒壊確率としては、木造住宅より鉄骨造住宅の方が高いことになります。但し、RC住宅であれば、木造住宅よりも倒壊リスクが格段に少なくなります。これは鉄のデメリットである熱に弱い部分をコンクリートによってカバーしているからです。

検証3.シロアリに弱い!?

最後に、木造住宅はシロアリに弱いのか検証していきます。ここで言いたいことは、鉄骨造住宅でもシロアリ被害にあうということです。鉄骨造住宅の骨組はもちろん鉄ですが、それ以外の部分には木が使われています。また、シロアリは木以外の壁紙や石膏ボードなどもシロアリの餌になります。

結果、鉄骨造住宅でもシロアリの被害にあうことは十分あり得るのです。

木造や鉄骨造にとらわれない家選び

上記ポイントを踏まえ、ここからは①耐震性、②火災、③シロアリ被害における家選びのポイントをお話したいと思います。

①耐震性

住宅の耐震性は、”住宅の計算“によって決まります。例えば、木造住宅の場合、壁の量や配置(壁量計算)によって決まり、鉄骨造・鉄筋コンクリート構造の場合は、構造計算によって決まります。つまり、計算に基づいて設計すれば、木造でも鉄筋コンクリートでも耐震性を同等にすることは可能なのです。

 

【結論】耐震設計が机上の数値になるので、できれば、耐震テストを実施しているハウスメーカーや工務店の方が信頼できるような気がします。実施テストを行うことで、従来では気づかない問題点も把握できるからです。

②火災

火災に強い家を目指すのであれば、”燃え広がらない構造”にすることが重要になります。燃え広がらない構造とは、①外部からの延焼防止、②他の部屋への延焼防止、③室内の防火が重要になります。

 

【結論】外部からの延長防止としては、屋根には不燃材料、外壁には防火サイディング壁などを使用することで延焼を防ぐことができます。また、他の部屋への延焼防止としては、火災の通り道となる壁や天井内部の要所にファイヤーストップ材を使用し、壁の内側や天井裏を伝わって火が燃え広がるのを防止できます。最後に、室内の防火については、石膏ボードを使用することで、延焼時間を稼ぎ、避難や初期消火を可能にします。

③シロアリ被害

シロアリ被害対策は、”シロアリ侵入の防止” と ”定期点検”です。シロアリの侵入防止としては、家を土に木を近づけないことが重要です。例えば、基礎になる部分に、ベタ基礎(コンクリート造の基礎)を使い、シロアリの侵入を防ぎます。

【結論】自動車でも3年や2年毎に定期点検を行います。家も同じように、定期的な点検を行い、長期間安心して住める住宅を目指すことが重要です。

「木造や鉄骨造にとらわれない家選び」について、最後に

色々な意見に耳を傾けていると、自分の意見が徐々にブレてしまい、家選びが難航する人が多くいます。そうならない為に、事前に”妥協できない点”を話合っておきます。その中でも予算は忘れないでください。家選びを進めていくと、予算オーバーが気にならなくなってしまうので、後から苦労する人はたくさんいます。

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有限会社 櫻井不動産
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