教えてSAKURA!不動産を売却する不動産会社の選び方

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こんにちは。愛知県岡崎市の不動産屋 さくらです。今回は「不動産を売却する不動産会社の選び方」について、お話したいと思います。

ちなみに、全国で不動産会社はどれくらいあると思いますか。

 

2019年度の不動産業統計集を確認すると、不動産業の事業所数は353,558軒と書いてあります。ちなみに、大手コンビニチェーンは56,936軒なので、その差は約6倍にもなります(愛知県岡崎市だけでも約100軒以上はあるので、不動産会社を選ぶのは大変です)。

土地を買う・売るなどの不動産売買は、一生に一回程度のことです。普段関わりがない分、余計に分からないのが不動産会社です。

そんな中、不動産会社を選ぶ基準は各不動産会社の得手不得手を理解し、信頼できる不動産会社を見るけることが大切になります。当ブログでは、不動産会社の概要を説明した後、不動産会社の選び方を説明していきます。

不動産会社とは

不動産会社とは、主に不動産の売買・交換・賃貸・管理の代行もしくは仲介を行う会社になります。また、自ら開発・分譲を行うものは不動産ディベロッパーと呼ばれています。

代行とは、依頼主に代わって業務を行うことになります。例えば、アパートやマンションの管理を地主さんの代わりに行ないます。それに対し、仲介とは”なかたち”のことで、 当事者双方の間に立って便宜を図り事をまとめることになります。

不動産会社は信用できない!?

不動産会社は信用できない!!不動産屋の印象を聞くと、このような回答をまず聞くことがあります。特に年配者は、不動産会社に対して強い不信感を持っている気がします。

この不信感の理由ですが、

  • 情報は不透明な点が多く、不動産会社しか知り得ない情報になっている
  • 土地や家の相場がわかりづらい
  • 例え隣地であっても買値が全然違ってくる
  • 仲介手数料は明朗会計になっていないので、妥当性が分からない

などと言われています。

不動産会社にもいろいろある

不動産会社は、大きく分けると「仲介業」と「管理業」に別れます。

仲介業と管理業の違いとは

アパートやマンションを借りる時を思い出してください。最初に、不動産会社に行き、物件情報を閲覧してアパート決めるまでは「仲介業」になります(物件を所有する大家さんと入居希望者の間に入り、「仲介」をするのが仕事)。それに対し、入居後、賃料の管理やアパートトラブル(騒音・鍵紛失)などの問い合わせは「管理業」になります(集金・入居者・入退室・建物の管理)。

不動産会社の選び方

ここからは、当ブログの本題でもあります、「不動産を売却する不動産会社の選び方」をお話します。

不動産会社は、大手がいいの?

大手の不動産会社は、豊富な資金力と顧客情報量があります。資金力があれば、大々的に広告したりテレビやラジオのCMを打つことも可能で、より多くの人にあなたの情報をお届けすることができます。また、顧客情報量は多くの選択肢が生まれ、良い条件で売れる可能性があります。但し、多くの物件を抱えているので、どうしてもビジネスライクになる可能性があり、信頼関係を築きにくくなります。また、地域特性の理解が薄い営業マンが多い気がします。

地元の不動産会社ってどう?

地元の不動産会社は、地域特性が深く親身に対応してくれます。地域特性とは、地域でのルールや特性を良く理解していることです(地元で育った人が不動産屋をやることが多い)。また、地域での争いも非常に熾烈なため顧客一人一人を大切に扱う傾向にあります。但し、抱えてる顧客は大手よりは乏しく、選択肢が限られてしまう可能性があります。

不動産会社を選ぶ基準

不動産会社を選ぶ基準としては、売りたい土地や建物により変化します。

売却したい土地が田舎や郊外である

郊外、田舎といった地域では地元の有力者が不動産取引の大きなシェアを持っている可能性があります。そういった人たちとのパイプを持っている不動産会社を選びましょう。依頼する時は、地域の密着具合を聞いてみてください(おじいちゃんの代からやっている不動産屋・村長の知り合いなど)

売却したい建物が古い

20年以上経過している古い建物はなかなか売却できない可能があります。そんな時は、特定の顧客から買主を見つけ、その地域に合った売り方でじっくり取り組んでくれる不動産会社を選びましょう。依頼する時は、古い建物を管理しているのか確認してください(古い建物を管理していれば、顧客を持っている可能性があり、また、古い建物の特性を理解している)。

 

売却したい土地が広い(60坪以上)

大きな土地は個人には売却が難しいので、分譲業者や投資家と繋がりが強い不動産会社を選びましょう。依頼する時は、売却先の候補を確認してみてください。

人気がある土地(駅に近い・南向き・間口が広い・整形地)

人気がある土地は、急がずじっくりと売却しましょう。複数の不動産会社に依頼しても良いと思います。但し、不動産会社と媒介契約を結ぶ場合には、”一般媒介契約”を結んでください。

ひとえに駅が近い土地でも、形が悪かったり、間口が狭いと人気がない土地になります。まずは、自分で判断せず、信頼できる不動産会社に確認してみてください。

売却した土地が新興住宅地にある

○○ニュータウンなどの新しく開発された住宅地は、地元との繋がりが薄いので、宣伝が上手な不動産会社を選びましょう。依頼する時は、どのような媒体で情報発信しているのか確認してみてください。

実は、不動産業者であれば、大手でも地元でもレインズという物件情報データベースに加盟をしています。この物件情報データベースは、全国の土地・建物の情報が掲載されているので、平等に情報のやり取りすることができます。

「不動産売却する不動産会社の選び方」について、まとめ

不動産会社を選ぶことは、”信頼関係を築けること” だと思います。

  • 顧客の立場に沿って物事を考えているのか
  • 実務経験が一定年数以上あり、不動産知識をしっかりと持っているのか
  • 説明や現在の工程を専門用語などを多用するのではなく、わかりやすく説明してくれるのか

是非、このような不動産会社や営業マンを見つけてください。

 

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有限会社 櫻井不動産
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